アクロディアとフューチャモバイルはこのほど、非接触ICカード技術「FeliCa」を用いて、携帯電話端末とアミューズメント機器などとの連携を図るソリューションシステム「VIVID Touch」を開発したと発表した。
VIVID Touchは、モバイルFeliCa対応の携帯電話端末とアミューズメント機器などを連携させるサービスを提供するためのソリューションシステム。アミューズメント機器などのデータを携帯電話端末に保存したり、携帯電話端末からアミューズメント機器などへデータを転送したりすることが、センサーへのタッチひとつで可能になる。また、第2世代モバイルFeliCa ICチップにも対応し、大容量のデータ通信が可能となっている。
アクロディアとフューチャモバイルは、VIVID Touchを構成するために必要な開発キット(SDK)の提供を行うほか、アミューズメント機器などの組み込みシステム向けに、APIやデータ構造などアプリケーション層も提供する。
提供されるアプリケーション層の適用分野は、アミューズメント機器のほか、医療機器やPOSシステムなど、幅広い領域をカバーする予定。利用される分野ごとにカスタマイズが施されているので、それぞれの分野に合わせた独自システムを即座に構築することができるという。
両社は今後、相互に協力して、VIVID Touchをアミューズメント業界などへ販売するとともに、各業種向けのカスタマイズ版開発なども共同で実施するとしている。
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