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私が「Twitter」を受け入れられない理由 - (page 2)

文:Elinor Mills(CNET News.com) 翻訳校正:矢倉美登里、小林理子2007年06月14日 16時00分
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 「Duaners」というハンドルネームのユーザーが6日間に送信した一連のTwitterメッセージを紹介する。

5月26日、1:15am:やあ、食料品店から今帰ってきたところ。:)

5月25日、2:11am:サーバの微調整中。

5月23日、8:15pm:大きなおならを長々と放ったばかり。ちょうどテレビの公開オーディション番組「American Idol」を見終わった。Jordin、優勝おめでとう!!

5月23日、3:54pm:自分の頭の悪さにうんざり!!!

5月21日、10:14pm:グルルルルルルルルルルル!!!!!!

 心の奥底にある感情の入り交じる些細な考えを記録するために、人々が日記をつけていた時代があった。日記は個人的なもので、ベッドの下や秘密の隠し場所に隠され、なかには鍵付きのものもあった。気の利いた考えやおもしろいエピソードで友人を感心させたければ、授業中にメモを回したり、集まって興味をそそる話を微に入り細に入り話した。こんなことを140字以内でやろうとしても容易なことではない。

 私に問題があるのだろうか?私はただの気むずかしい時代遅れの人間なのか?私は、技術オタクの友人20数人にメールを出し、Twitterをどう思っているかについて、非公式な調査を実施した。1人だけ、ウェブ関係の起業家であるJoshは、自分は「バカ(twit)」だから、Twitterに書き込まれた「無意味で短いしゃれた言い回し」を楽しんでいると答えた。他の友人は、Twitterを試す気もなかった。「自分がいかに退屈な生活を送っているか、分刻みで直視する必要はない」と、マッサージ療法士のAdamは皮肉を言った。「ナルシストっぽくて勝手気ままな一方的IMだ」と編集者の友人は言い、少なからぬ友人たちが、こういう連中が実に無頓着に自分自身を世界にさらけ出していることに嫌悪感を示した。

 ReutersのEric Auchard氏は、次のように雄弁に書いている。「私の印象ではこれは、ウェブ上ののぞき見的性格に関する非常に大がかりな科学実験であり、ウェブに対して、映画『コヨーテ・アグリー』に登場する同名のバーのように、いかがわしくて刺激的なアプローチをとっていることを示す1例に過ぎないように思える……まるでわれわれの生活が常に人々に見せる価値のあるショーであるかのように、世界に対している」

 しかも、この常時接続状態のウェブにおけるのぞき見主義は、ある世代特有の現象であるように思える。もちろん、Twitterをごく小さなブログのように扱っている変わり者の老人や、流行に背を向け、デジタルのおしゃべりを無視して、実際の会話を好む若者は、いつでもいるものだけれど。

 Pew Internet and American Life Projectが実施した調査は私の見解を裏付けている。まだTwitterに調査対象を絞ったものではないが、Twitterと共通点が非常に多いSNS現象について調査が行われている。それによると、米国では、SNSにプロフィールを公開しているインターネットユーザーの割合は、ティーンエイジャー(12〜17歳)では55%を占めているのに対して、成人は20%だ。これを年代で分けてみると、18〜29歳では50%、30〜49歳は15%、50〜64歳は8%、65歳以上になるとたったの2%になる。

 Twitterを利用している若い同僚によると、病みつきになるらしく、気の進まない友人を引きこむために「Twitterメッセージを勝手に作成(twitter-ventions)」しているらしい。私には理解(grok)できない。知らせる必要を感じたときに連絡先のグループにメールを送れば十分だと考えているからだけではない。もっと大事なのは、Twitterに費やしている時間などないということだ。

 さて急がないと。昼食の時間だ。メニューは全粒パンのツナサンドだ。おいしい!

著者紹介
Elinor Mills
CNET News.comのシニアライター。検索やオンライン広告を担当。テクノロジに関する執筆歴は13年。TiVoは好きだがTVは嫌い。携帯電話の扱いには依然問題あり。

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