デジタルアーツなどを含むフィルタリングソフトメーカー7社はこのほど、財団法人インターネット協会と策定し、インターネットの普及に関連する業界6団体とともに発表した「フィルタリングの普及啓発アクションプラン2007年度版」を受け、各団体と協力し実行する2007年度の取り組みについて発表した。
フィルタリングの普及啓発アクションプランは、業界6団体が、2006年3月17日から推進しているフィルタリング普及啓発のための活動計画。2006年度の総務省の調査によると、フィルタリングソフトの認知率は66.1%に増加し、昨年のアクションプランの目標はおおむね達成されたとの理解がなされている。しかし、家庭での利用率は11.7%といまだ十分とはいえず、事件やトラブルが発生している状況という。
2007年度版の取り組みでは、フィルタリングの普及啓発活動を通じて、2008年3月におけるフィルタリングの認知率を70%以上に高め、フィルタリング製品の利用率をさらに向上させることを目標とする。2006年度の活動に引き続き、警察展への出展協力や小学校・中学校での教育プログラムへの協力、独自のネチケット教育セミナーの実施など、フィルタリングの普及啓発を促進する活動を多数盛り込んだ。
フィルタリング関連各社は、各団体との連携をさらに深めつつ、“より便利な、より快適な、より安全なインターネット社会”の実現を目指して、フィルタリングの普及啓発のための活動に積極的に取り組むと説明する。
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