Yahooは米国時間5月14日、環境に対する意識と責任を人々に持ってもらおうと、2つのサイトを新たに開設した。両サイトは、米国本土における電球型蛍光灯の利用をトラッキングする「18seconds.org」というこれまでの環境サービスを補完するものとなる。両サイトは情報ツールでもあり、米国で最も環境に優しい都市の環境をさらに向上させるコンテストの一環ともなっている。
1つめの新サイトが「Yahoo Green」で、これはドラッグ&ドロップで利用可能な構築ツールを使って各自の環境改善計画を考案することを支援する。Yahooは、日常の行動を4つのカテゴリに分けており、衣類の空気乾燥から太陽電池パネルの購入や設置まで広範に及ぶ。ユーザーがさまざまな行動をより分けていることができ、炭酸ガスの排出がどの程度削減されるのかをツールが自動的に教えてくれる。計画を策定すると、ユーザーがこれらの変更を実際に行動に移すことを誓約し、自分のプランを友人や家族に送信できるようになる。
Yahoo Greenは、平均的な米国人の年間二酸化炭素排出量の基準値を9.44トンとしているが、個々のユーザーの事情にもっと即した値を調べたい場合は「Carbon Counter」を使う。これは、自分の生活空間と移動習慣に基づいて二酸化炭素の排出相殺値をカスタマイズする無償ツール。同ツールは、二酸化炭素の排出を相殺するために各種環境保護団体にいくらの寄付金が必要かも教えてくれる。
もう1つの新サイトが「Be a Better Planet」で、これは18secondsやYahoo Greenのランディングページとなっており、Yahoo Answersにある環境対策ツールやYahooのモバイル検索プラットフォーム「oneSearch」にもリンクしている。同サイトは、米国で最も環境に優しい都市を追跡調査して表彰するYahooの新プロモーションの基点にもなっている。優勝都市にはハイブリッドタクシーが贈られるが、同等の金額を現金で受け取り、これを自分たちの環境プログラムに充てることもできる。
コンテストのスコアについては、Be a Better Planetページにあるサービスを利用することでポイントが付与される。結果は地図上に表示され、そこには各都市の点数が15日から表示されるようになる。ユーザーは、Yahooの環境配慮に関するサービスを継続利用することで自分が居住する都市のスコアを増やせるが、住民がYahooユーザーだと仮定した場合、大都市が小都市より有利なのは明らかだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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