Yahooのシニアバイスプレジデントで、「Peanut Butter Manifesto」(Yahooはまるでパンにピーナツバターを塗るように、資源をあまりに広く薄く伸ばしすぎた、ということが書かれた文書)を執筆した人物でもあるBrad Garlinghouse氏が米国時間5月4日、Yahooが「Yahoo Photos」を閉鎖し、「Flickr」に注力する意向であることを明らかにした。FlickrはYahooが2年前に買収した写真共有サイトで、当時はYahoo Photosと競合していた。
Yahoo Photosのユーザーは写真をFlickrに移行することができる。またGarlinghouse氏によると、Yahoo Photosの既存ユーザーが必ずしもFlickrを好むとは限らないため、ShutterflyやKodak Galleryに写真を移行するオプションも提供する予定。
一般のオンラインユーザーにサービスを提供するYahooが、この動きをとるとは興味深い。Flickrは、他の写真共有サイトにとっては目の上のたんこぶのような存在である。というのも、Flickrはシステムの構造が他の多くのサイトと異なり、よりオープンな仕組みになっていて、技術に詳しいユーザーの人気を獲得しているからだ。
Yahooで大がかりなサービス変更が行われるときと同じく、この措置は数カ月かけて行われる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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