Yahooが米国時間5月2日、ウェブ版のインスタントメッセージアプリケーションをリリースした。これは、インターネット接続環境があれば、ハードディスクにダウンロードすることなく、どんなパソコンのブラウザからでも「Yahoo Messenger」を利用できるというものである。
「Yahoo Messenger for the Web」ベータ版を利用すると、どんな場所からでもインスタントメッセージのチェックや友達リストへのアクセスが可能になる。これは旅行先や、コンピュータへのクライアントソフトウェアダウンロードが禁止されている職場などから利用したい場合に役立つだろう。
今開いているメッセージや保存してあるメッセージをどこのコンピュータからでも検索できるなど、ダウンロードバージョンにはない機能もある。タブ機能を利用することで、複数のウィンドウを立ち上げず1つのウィンドウで複数の相手とチャットすることも可能。
Yahooの広報担当によると同社は、ゲーム、「Yahoo Answers」、リアルタイムコミュニケーションが可能なフォーラムなどを、Yahoo Messenger for the Webと連携させることを視野に入れているという。Yahoo Messenger for the Webは「Windows Live Messenger」との相互運用が可能になる。当初は、ブラジル、インド、マレーシア、フィリピン、ベトナム、ベトナム、米国でのリリースが予定されており、英語、ポルトガル語、ベトナム語、繁体字中国語に対応する。
YahooのライバルであるGoogleとMicrosoft、AOLにはそれぞれ、2004年にリリースされた「Gmail」と「MSN Web Messenger」「AIM Express」があり、すでにインスタントメッセージアプリケーションのウェブベースバーションが存在している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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