オシャレは中身も手を抜かない--SoftBank 812SH - (page 2)

ソフトバンクモバイル
内容: ニューヨーク、パリ、ミラノ、そして東京。ファッションの世界では次々にファッションショーが展開される季節である。ケータイの新製品もほぼほぼ同じサイクルでリリースされてきている。だったらファッション性を存分に取り入れてしまおう。SoftBankの20色展開を実現した812SHには、そんな思い切りの良さを感じてしまう。しかしこのファッションケータイの本質は、20色を揃えたカラーバリエーションではないかも知れない。

極上のキータッチ

 ディスプレイを開く前に、ディスプレイの縁には銀色に光るメッキのパーツが施されており、シンプルなデザインによいアクセントを与えている。ディスプレイは2.4インチQVGAディスプレイが顔を覗かせ、はっきりと大きなボタン類も出てくる。

 ボタンは十字キーと決定キーのみがつや消しのメタル調のパーツがあしらわれているシンプルな構成だ。ビビッドピンクの場合、十字キー部分以外のボタンとボディ内側はボディーカラーで統一されており、キートップの文字は白。もしバックライトが点灯した際は、テンキー部分がピンク色に光り、この演出もまた統一感が小気味良い。

 ビビッドピンクの場合は良かったが、キートップの色はボディカラーによって白やグレーが用意されていて、色のコーディネートにも気を遣っている。しかし終話ボタンは赤のみ。白や黒いボディカラーの場合は赤いキートップもマッチするかも知れないが、ビビッドピンクの場合は視認性が低い。またグリーンと組み合わせると、ちょっと色のマッチングが悪くなる。

 この端末でなんと言っても特筆すべきは、極上のキータッチだ。クリック感はあるが浅めで柔らかなキーは、素早い文字入力が可能だ。予測変換に対応するほか、ポケベル入力にも対応している。テンキーの部分をよく見ると、なめらかに波を打っており、指の腹でとても押しやすい。また縦にキーを分けるフレームが入っているため、爪が長くても引っかからずに済みそうだ。どういう人が使うのか、と言う点もきちんと考えられている点も、ファッションケータイとして押さえるべきところと言える。

  • サブディスプレイは3行表示が可能な白色有機ELディスプレイで、ミラーのカバーから文字が浮かび上がる演出

  • 端末を開いた状態

  • ボタンは大きめで、中央部が軽く盛り上がっており、指の腹で押しやすい

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