AllFreeCallsはどちらかと言えばモバイル・通信事業者だが、ここで紹介する価値はある。彼らのウェブサイトでは、アメリカやアイルランド、イギリスから市内通話料金で国際電話をかける方法を詳しく説明している。彼らがこのサービスを実現できるのは、大手通信事業者の間で費用を分担するための法律のさまざまな抜け穴を利用しているからだ。
わたしの知る限りでは、AT&Tとの対立が原因で、同社はアメリカでは現在運用されていない。AT&Tは、Allfreecallsが原因で1カ月に200万ドルもの費用負担を強いられたと主張している。
nookedがRSSマーケティングビジネス業界に現れてしばらく経つが、彼らは「Feedshop」というコードネームを持つ製品を用意していると最近発表した。これは、「Really Simple Shopping(RSS)」に関するものだ。彼らはEテイラー(訳者注:Retailerから派生した語で、インターネット上の小売店を指す)がnookedのブログやウィジェットパートナー、ソーシャルネットワークのネットワークを通じて広告を行う、新しいウェジェットマーケティングサービスを開始しようとしている。これはすべて彼らのフィードコマースプラットフォーム戦略の一部だ。
nookedは3月26日の週にRedHerring 100 Europeと2007年の注目企業リストに挙げられた。同社からは間もなくもっと多くのことが発表されるはずだ(情報開示:R/WWの編集者であるMacManusはnookedのアドバイザーである)。
Pixenateは便利な無料のオンライン写真エディタサービスだ。アカウント登録は不要で、写真をアップロードすれば編集を始められる。このサービスは広告で支えられており、Ajaxベースでなめらかに動作する。ただし、同社のウェブサイトで見られる無料版のPixanateは、カスタマイズやリブランドの可能な商用版アプリケーションのデモンストレーションに過ぎない。商用版は、購入者が自分のウェブサイト上に配置することができる。他のサイトやブログで利用できるウィジェット化されたバージョンもあり、これを使えばサイトのユーザーに写真編集機能を提供することが可能だ。
同社は毎月10万以上のサイト訪問があり、次のリリースではYahooUIベースのテーマも提供するとしている。
PutPlace.comは現在はまだプライベートベータ版だが、成功する可能性があるように見える。同社はデジタルメディアの管理を助けるオンラインアプリケーションの構築に対し、エンジェル投資家から全部で6桁規模の資金を調達している。ユーザーはみなモバイル端末やノートPC、デスクトップPCなどの多彩な機器に分散する形で多くの異なるファイルを持っている。Putplaceはすべての自分のファイルに「電子指紋」を付与し、ユーザーがそれらを管理し、発見するのを助ける。ユーザーはファイルをflickrやYouTubeやその他のメディア共有サービスで公開することもできる。
ファイルをサイト間で共有することもできるため、例えば1クリックでflickr上のすべてのファイルを移して、photobucketのアカウントで公開することもできる。そしてもちろんすべてのファイルは消失に備えてPutPlaceの安全なサーバ上にバックアップすることができる。同社のパブリックベータは4月中に公開される予定なので、要注目だ。
LouderVoice.comについては、同社のCEOに紹介をお願いしよう。「LouderVoiceは多くのブログに分散している専門家を集めて、品質の格付けが行われたレビューを提供する。スパムや商品宣伝、検索ノイズなどに煩わされることはなくなる。われわれのサイトでは、ブロガーは自分のブログに構造化されたレビューを発表することができ、サイト側ではブログに対し構造化された多言語のレビューコンテンツを集約する。ユーザーは自分や他の人に役に立つような形で、レビューを検索したり、格付けしたり、参照したり保存したりできる」
LouderVoice.comは現在プライベートベータの状態で、4月の公開が予定されている。わたしはこのアプリケーションを見たが、なかなかよかった。十分な牽引力を得られれば大きくなれる可能性があるだろう。
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