iPhoneの発売日に遅れが生じれば、競合各社にタッチスクリーン搭載スマートホン投入のための時間を与えることになる。サムスン電子の「Ultra Smart F700」など、既に開発が進んでいる製品もいくつかある。
またiPhone以外にも、Leopardには、Appleが認めているより多くのバグがあるのではという話もある。AppleInsiderは13日、テスト用として開発者に配布された最新版のLeopardは、実は3月に配布された前バージョンよりバグが多かった、と報じている。インストーラ、QuickTime、およびグラフィックスハードウェアで「重大な」バグが見つかっている、と同サイトは述べている。
しかし、Apple関連の今の動きには、いずれにもiPhoneの影が見え隠れする。Jobs氏はiPhoneの発表をかなり重視し、その場を借りてAppleの社名から「Computer」の文字を削除することまで発表した。現在、同社の正式名称は単純に「Apple Inc.」となっている。
「Appleは家電メーカーだ」とBhavnani氏は述べる。そして、これは必ずしも悪いことではないという。iPodはかなり利益性が高く、iPhoneも大きな話題となっている。Appleの優先事項に変化があったのだ、と同氏は語る。
Appleコミュニティーは、延期のニュースに落胆したようだったが、Leopardについては問題を抱えて出るより遅れた方がよいとして事実を受け入れた。「確かに悪いニュースではある。しかし、私、そして私が知る開発者のほとんどは、現在のテスト版10.5で非常にバグが多かったことから、このことを予期していた」とDaring FireballのJohn Gruber氏は自身のApple関連ブログで述べた。「Appleの選択肢としては、リリースを数カ月先にするか、バグの多い10.5.0を出すかのどちらかだった」(Gruber氏)
このような意見に対してUnofficial Apple WeblogのDavid Chartier氏も、「スイスチーズより穴が多く、質の悪いリリースを6月に出されるよりは良いという考えに賛成だ」と述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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