W-ZERO3シリーズ向けに“専用”のWindows Liveが提供開始

 マイクロソフトのオンラインサービス事業部とウィルコムは、4月11日、「Windows Mobile 5.0」搭載のウィルコム製スマートフォンW-ZERO3シリーズ(WS003SH/WS004SH/WS007SH)全機種向けに、「Windows Live for Windows Mobile」を提供することに合意、ダウンロードサービスを開始した。マイクロソフトがWindows Live for Windows Mobileを提供するのは、W-ZERO3シリーズ向けが世界初となる。

 Windows Live for Windows Mobileは、Windows Liveを代表する3つのコミュニケーションサービス「Windows Live Messenger」「Windows Live Hotmail」「Windows Live Spaces」と、検索サービス「Live Search」をアプリケーションとして一体化したソフト。

 同ソフトは、Windows Mobileのインターネットブラウザの上で展開・提供されるサービスではなく、各Windows LiveサービスをW-ZERO3向け専用サイト(http://menu.clubh.ne.jp)からダウンロードし、端末にインストールする。

 たとえばWindows Live Hotmailは、Windows MobileのデフォルトメールアプリケーションであるOutlookメールのプラグインとして動作する。外出先でW-ZERO3シリーズからアクセスすることで、「新着メール受信通知」や「メール及び連絡先の同期」、「迷惑メールの駆除」などの機能を利用できる。

 このような環境は、マイクロソフトにとっての“PCでもモバイル端末でも利用できるWindows Live”のモバイル戦略の一部を実現するものであり、また、ウィルコムにとっても“PCと同等の環境をモバイル端末で実現する”というオープンプラットフォーム戦略を推進するものとして、大きな意味を持つという。

 両社では、今回のサービス提供によって、日本のユーザーに対しこれまで以上にWindows Live for Windows Mobileの利便性向上を図るとしている。

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