SXSWイベントレポート--若者とオンラインの関係を考える

文:Sean Ammirati 翻訳校正:吉井美有2007年03月27日 08時00分

 mSpokeのSean Ammirati氏がテキサス州オースティンで開かれたSXSW(South by Southwest)イベントに参加した。今回は、Read/WriteWebの読者向けのイベントレポートをお送りする。

 わたしは3月10日の朝、コラボレーションに関するパネルディスカッションに出席したあとに「Under 18: Blogs, Wikis and Online Social Networks for Youth」のパネルに出席した。モデレータはGeorgia Institute of TechnologyのAndrea Forte氏だ。パネリストはUSC Annenberg Centerの博士候補Danah Boyd氏、Ypulseの管理者Anastasia Goodstein氏、TakingITGlobalのKate Raynes-Goldie氏、Platform Shoes ForumのErin Reillyエグゼクティブディレクター、MIT Media LaboratoryのElisabeth Sylvan研究員だった。プレゼンテーションは「オンラインでの若者は・・・危険と隣り合わせの存在か、内なる可能性を満たそうとする存在か」と書かれたスライドで始まった。これは、そのあとに話し合われる話題を言い当てたものだった。

この問題の背景に関する説明

 冒頭に各パネリストが短いプレゼンテーションを行った。Danah Boyd氏のオープニングは、続く議論に対する素晴らしい背景情報となった。彼女は、100年前の14〜17歳の若者がどのように社会と関わっていたか、どんなふうに大人の指導を受けていたかを話した。その後、世界大恐慌の時期に、政府が14〜17歳の若者の高校への出席を義務づける政策を策定した。彼女は、彼女が世代分離(Age Segregation)と呼ぶ動きが作られたプロセスについて語った。この世代分離の背景にある概念は、社会がティーンエイジャーを切り出して彼らの活動環境を作り出しているというものだ。しかし、これは社会一般についての話だ。違うのは、ここ数年彼らがオンラインの場でそれを実践し始めていることだ。彼女は、ここ数年の動きの特徴を4つ指摘した。

  1. 持続性:コメント、投稿、ソーシャルネットワークのページはなくならない。
  2. 検索可能性:誰でも他の人に関する情報を簡単に探し出せる。(Boyd氏は、彼女の母親は自分と周りの人たちとのやりとりを簡単に探し出せれば喜んだだろうが、自分が育ったころはそれは不可能だったとコメントした)
  3. 複製可能性:対話(例えばIM)の内容を簡単に他の場所(例えばMySpaceのページ)にコピーできる。
  4. 見えない聴衆:誰と話しているか分からない。

 この背景説明を受けて、パネルは次の3つの問題に焦点を当てた。

  1. 若者はオンラインの活動から何を得ているのか。
  2. 実際に若者がオンラインでどのような危険に直面しているのか。
  3. 今以上に活発化させたい経験や防ぎたい経験が分かったとして、それを実現するにはどういう社会的な、あるいは技術面、設計面での解決策がありうるのか。

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