一太郎は以前からWordとの互換性を配慮しているので、Word文書の読み込みや、Word形式での保存がメニューから手軽に行える。
Wordで罫線を使ったり、書式設定した文書を一太郎で読み込んだときの互換性はさらに強化されている。
たとえば、会社でWordで作りかけた文書を、自宅のパソコンで一太郎を使って仕上げたいといったときも、レイアウトや書式を設定し直さずに、一太郎の機能を使って編集を加えていける。説明文付き画像枠や見出し付きレイアウト枠も変換されるなど、画像が入った文書でも安心だ。
一太郎からPowerPoint形式のファイルも読み込めるようになったので、PowerPointのアウトラインを一太郎で編集し、発表用の資料をスピーディに作成するといった使い方もできるだろう。
JUST Suite 2007には、PDFを作成するソフトJustsystem PDF Suiteも入っているので、一太郎で作成したデータを他の人に送ったり、配布したいときは、PDFファイルを作成するのも1つの方法だ。見る、印刷するといった用途の文書なら、かえって扱いやすくなる。
浮かんだアイデアをすぐに書き留めたいときには、意図したとおりにスラスラ変換ができる日本語入力システムが必要だ。思ったとおりに変換できず、変換し直しの作業が多いとストレスになるし、アイデアをまとめるのに集中できない。
日本語入力システムとしてATOKを支持する人が多いのは、変換精度が高く、ストレスなく入力できる工夫がされているからだ。
バージョンを経るごとに磨いてきたかな漢字変換エンジンに加え、最新の日本語処理技術の研究成果を組み合わせることで、より高い精度の日本語変換を追求している。さらに新バージョンは、変換精度が高まっている。
ATOK 2007では、前後の文節から候補ウィンドウに表示される第2候補以降の候補順を動的に切り替える。要は、文章の流れにあった候補が優先的に表示がされ、少ない操作で目的の単語を入力できるのである。たとえば、「せいじ」という語句を入力するときに、単に「せいじ」と入力したときと、「たなかせいじ」と入力したときでは、候補の漢字の順番を変えて表示してくれるというわけだ。
また、ATOKの人気の機能のひとつ、最新用語が追加されたATOK 2007には、人事や経理で利用されるビジネス用語や証券取引に関する用語、欧州・カナダの地名なども追加されてている。「ファシリテーター、営業譲渡、下げ渋り、キッザニア、脳トレ」などの語句も、一発変換できる。新聞で見かける話題の言葉が、ぱっと変換されるのは頼もしい。
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