Dellでは、経営幹部の大幅な入れ替えが続いている。
Dellは米国時間2月14日、エレクトロニクス関連企業の製造機能を請け負うSolectronの最高経営責任者(CEO)を務めていたMichael Cannon氏を、ワールドワイド製造事業部門の責任者として迎え入れたことを明らかにした。Cannon氏は、かつては現地のリーダーが個々に管理、運営していた、世界中にあるDellの工場を、一手に統括し監督することになる、とDellの関係者は話す。
相次ぐトラブルの末、多くの幹部に加えて、Kevin Rollins氏がCEOを、さらにJim Schneider氏が最高財務責任者(CFO)を辞した後、Cannon氏の雇用は最新の経営刷新人事となる。先週には、オンラインマーケティング責任者のJohn Hamlin氏が、新たな活躍の場を求めて、長く役員を務めたDellを去ったばかりだ。
Michael Dell氏は、CEO職に復帰する前から、社内に新しい風を送り込みたいとの思いで、EDSのSteven Schuckenbrock氏、American AirlinesのDonald Carty氏、Wells FargoのSona Chawla氏など、テクノロジ業界以外からの人材登用を積極的に進めてきた。Cannon氏の場合、Solectronのトップとして大規模な技術系の製造ラインを監督してきた。Solectronは自動車や医療機器といった他業界向けの製品も設計、製造している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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