ここ1年間不振に陥っていたDellが、大幅な役員人事と構造改革に乗り出した。
Dellは米国時間12月12日、新しい組織体系を発表し、製品グループの分割を明らかにした。また新しい思考を取り入れるべく、新しい幹部も何人か迎え入れる予定だ。
Dellの製品開発部門は、「Business Product Group」と「Consumer Product Group」の2つのグループに分割された。Business Product Groupは、同社のサーバ部門でトップを務めるBrad Anderson氏と、DellのPCグループを長年まとめてきたJeff Clarke氏が共同でトップを務める。一方のConsumer Product Groupは、ノートPC部門のトップとして2年前にHewlett-Packard(HP)からDellに移ったAlex Gruzen氏が統括する。
そのほかDellは、ITコンサルティング大手のEDSで共同最高業務責任者(COO)兼営業担当エグゼクティブバイスプレジデントを務めていたSteve Schuckenbrock氏を招き入れる。同氏は、グローバルサービスの責任者として1月にDellに入社する。
Dellはここ数週間のうちに、同社のオンラインビジネスを率いるべくWells FargoからSona Chawla氏を、そして中国におけるDellのサプライチェーン業務を強化するためAmazon.comのGang Yu氏をそれぞれ招き入れている。ほかにも、Rich Becker氏とRichard Conrad氏が、それぞれDellのブレードサーバ部門と国際調達部門の責任者としてライバルのHPから移籍している。
Dellはさらに、製品デザインを指揮する予定だったJohn Medica氏が2007年第1四半期末に退職することを発表した。Medica氏の業務はAnderson氏、Clarke氏、Gruzen氏が引き継ぐ計画だと、同社の関係者は述べる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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