NTTドコモは、高速データ通信規格HSDPA対応のFOMAシリーズ「F903iX HIGH-SPEED」(富士通製)を2月20日より発売を開始する。
カラーはダークワインとアッシュシルバーの2種類だ。F903iで搭載された、待受画面の状態から画面を右左にスイングさせてカメラなどを起動できる“ヨコモーション”も継承されている。おサイフケータイにも対応しているほか、指紋センサーなども付いており、もっともハイスペックなケータイの1つだ。
最大の特徴はHSDPAの対応で、FOMAハイスピード対応エリア内ならば、これまでのFOMAに比べて送信時は最大約6倍の384kbps。受信時には最大約10倍の3.6Mbpsと、パケット通信速度が大幅に向上する。エリアの通信状況にもよるが、速度は2Mバイトの添付メール受信が約4秒程度。500Kバイトのiモーションデータのダウンロードなら約1秒程度としており、従来の1/10程度に短縮されるという。
また、1Gバイトの内蔵メモリを搭載しており、約49時間の動画記録や、着うたフルならば約470曲の保存などが可能で、保存容量も向上した。FMトランスミッタを搭載しており、携帯電話内の着うたフルなどのデータをカーステレオやFMラジオを使ってワイヤレスで楽しめるのもF903iX HIGH-SPEEDの特徴だ。マイク付きリモコンも標準で付属する。
HSDPA対応端末としてはN902iX HIGH-SPEEDとカードタイプのM2501 HIGH-SPEEDが発売されているが、903iシリーズとしてはF903iX HIGH-SPEEDが最初の端末となる。P903iX HIGH-SPEEDは4月を予定。
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