ネットエイジグループが11月10日に発表した2006年9月中間期の連結業績は、経常利益が8億3300万円となった。今回は上場後初の中間期連結決算。ベンチャー企業への投資事業が好調だった。
2006年9月中間期の連結売上高は20億3400万円で、営業利益は8億7300万円、純利益は4億6000万円。ミクシィなどベンチャー企業の発掘、投資を手がけるファイナンス・インキュベーション事業が大きく寄与した。同事業の売上高は13億5500万円、営業利益は10億3400万円となった。
インターネット関連事業の売上高は6億7900万円。広告販売が安定して推移した。ただし、CGMポータルサイト「Saaf」やタグ検索ポータルサイト「TAGGY」の開設に伴って、新規コンテンツサービスの開発費用、人件費や広告宣伝費が膨らみ、営業損益は3400万円の赤字となった。
ネットエイジグループでは下期(2006年10月〜2007年3月)に中国企業への投資を拡大し、携帯電話向けアフィリエイト広告への参入や、コンテンツサービス開発に向けた先行投資を進める予定。
2007年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前年比100.4%増の38億円、経常利益が同175.4%増の10億円、最終利益は同161.3%増の5億2000万円を見込む。
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