年末商戦の緒戦、PCやデジタル家電の売れ行きを「BCNランキング」で概観した。全体ではおおむね前年並みの水準で推移しているが、一眼レフタイプを中心としたデジタルカメラには特に勢いがあり、来春ぐらいまでは右肩上がりの活況が期待できそう。依然好調だが伸び率にかげりが見え始めた薄型テレビや、やっと上昇に転じたHDD-DVDレコーダーなどを尻目に、しばらくの間は、デジタルカメラが市場をけん引することになりそうだ。
洗濯機や冷蔵庫などのいわゆる「白モノ家電」を除く、PCやデジタル家電、ソフトなど計115品目について、05年1月を100とした販売台数、販売金額の指数を「BCNランキング」で算出した。10月では台数は前年比マイナス9ポイント、同金額はマイナス6ポイントと前年実績をやや下回る状況だが、06 年全般的な状況としてはほぼ前年をなぞるように推移しており、今後も前年並みの推移が予想される。
全アイテムの販売単価推移では今年の1月から6月まで前年の販売単価をわずかに上回る数字で推移しており、デフレの脱却への期待が募ったが、06年7月以降はほぼ前年並みだった。また、販売単価に関しては、05年10月の9万8000円に比べ06年10月には9万6000円と2000円のダウンという結果。デジタル家電関連製品ではまだまだデフレから抜け出せていないといえそうだ。
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