「チップを設計し、製造するには長い時間がかかった。そのため、(チップの発売に合わせて)独立系ソフトウェアベンダーに製品を発売してもらうことは困難であるという問題に直面していた」と同氏は語っている。
Lambert氏によると、Intelでは、ソフトウェアプロバイダーとの提携により、自社製品向けに最適化された有望なWeb 2.0プログラムを用意できることに期待しているという。Intelは、ほかのソフトウェアバンドル製品も今後投入していく意向だ。
今回の提携により、Intel Capitalが出資するSpikeSourceやSix Apartの製品に対する需要も生まれる。また、必要に応じてほかの参加企業にも出資する用意があると、Lambert氏は述べている。
SpikeSourceは、さまざまなコンポーネントを統合し、顧客にサポートと保守を提供していくと、同社最高経営責任者(CEO)のKim Polese氏は述べる。
同社は、各種のツールに共通のユーザーインターフェースのほか、シングルサインオン機能、検索機能、ダッシュボード、管理コンソールを開発すると、同氏は言う。ラインアップの完成は2007年第1四半期を予定している。
SpikeSourceは、さまざまなソリューションを統合し、テストを実施したり、サポートを行ったりするサービスを主に中小企業に提供している。同社が提供およびサポートする製品の大半はオープンソースだ。
Polese氏は、今回の取り組みにより発生する売り上げは「かなりの額」になると述べた。
同氏は、「こうした製品は今までもあった。足りなかったのは、中小企業向けの統合されたプラットフォームだ。継続的な保守が難しいという課題を抱えているからだ」という。
SocialtextのCEOであるRoss Mayfield氏は、「エンタープライズ2.0」とも呼ばれる企業向けのWeb 2.0ツールについて、電子メールよりはるかに優れたパフォーマンスを企業に提供すると主張する。また、SuiteTwoの各アプリケーションはAPIによる拡張が可能だと、同氏は語っている。
Mayfield氏は、「業界は今、電子メールを利用したプッシュ型の情報配信モデルから、情報の受け手のアテンションを中心にしたビジネスモデルへと転換している。ここでは情報の受け手が必要な情報をみずから選択するのである」と述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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