NTTドコモは10月31日、企業ユーザーなどが選定・開発したOSやアプリケーションを自由に搭載できる携帯電話機の仕様を、インテルとの共同研究により策定したと発表した。
この仕様は、携帯電話機のハードウェアに2種類の領域を規定し、それぞれ個別のOSやアプリケーションを搭載できるというもの。これにより、通信事業者が選定・開発した従来のOSやアプリケーションを「既製領域」に搭載し、これとは別に企業ユーザーなどが選定・開発したOSやアプリケーションを「自由開発領域」に搭載することが可能となる。 なお、この仕様は「Open and Secure Terminal Initiative(OSTI)」アーキテクチャとして公開されている(英語版のみ)。
この仕様を活用することで、企業ユーザーが自社業務に合わせて開発したオリジナルのブラウザやスケジューラを自由開発領域に搭載し、独自のセキュリティポリシーを設定して利用できる。また、個人が自作のゲームソフトを携帯電話機にインストールして楽しむといったことも可能だ。なお、「既製領域」と「自由開発領域」は「領域制御部」上に構築されているため、双方を起動したまま切り替えることも可能だ。
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