KDDI、沖縄セルラー電話は3月6日、ビジネス向け携帯電話「E02SA」と「B01K」を7月に発売することを発表、同時に無線LAN機能を利用する内線ソリューション「OFFICE FREEDOM」を提供することも発表した。
E02SAは、三洋電機製のCDMA 1x WIN端末だ。メイン液晶は約2.3インチのQVGAで、サブ液晶は約1.1インチ、有効画素数127万画素のカメラ機能を搭載している。無線LAN機能はIEEE802.11bおよび11gに対応。標準時の連続通話時間などは検討中となっているが、ビジネスニーズの高い長時間利用に対応するために標準バッテリーの2倍の通話時間を実現する大容量バッテリーをオプションとして提供する予定だ。また、機能面でもビジネス向けのものが盛り込まれている。セキュリティ機能としては、2つ折りになる本体を閉じた時に自動的にロックをする「とじるロック」および、紛失時などに遠隔地から対応できる「遠隔オートロック」機能と「遠隔データ消去」機能などを搭載している。また、パソコン向けのウェブサイトが閲覧可能な「PCサイトビューアー」、WordやExcelのファイルが閲覧できる「PCドキュメントビューアー」も搭載している。
一方、B01Kは京セラ製のCDMA2000 1x端末だ。連続通話時間320分が可能な大容量バッテリーを搭載。メイン液晶は約2.2インチAVGAで、サブ液晶は約0.9インチ。カメラ機能は有効画素数32万画素となっている。また、携帯電話用以外のメール送受信が可能な「POPメーラ」も搭載している。セキュリティ機能としては、遠隔地からパソコンでロックやデータ削除が可能な「ビジネス便利パック」に対応するほか、一定時間経過後に自動的にロックする「再ロック」機能を搭載。「ビジネス便利パック」は別途申し込みが必要だが、申し込み後すぐに利用できるようプリセットされている。
また、同社では初の無線LAN機能内蔵機種となるE02SAの登場に合わせ、これを利用してVoIPによる内線電話利用が可能なソリューションの総称を「OFFICE FREEDOM」と決定。その第1弾として専用FMC機器「OFFIMO」が発表された。7月に発売予定の「OFFIMO シリーズA」は既存のPBXやビジネスホン主装置と無線LANアクセスポイントの間に設置するもので、これによってE02SAを内線通話用機器として利用可能にする。保留転送や代表番号での着信なども可能で、オフィス内でのフリーアドレス化にも柔軟に対応する。10月にはISDN基本インターフェース仕様の「OFFIMO シリーズB」も発売する予定だ。
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