マイクロソフトは10月26日、ウェブビジネスを展開する国内企業が次期OS「Windows Vista」の新機能「Windows Presentation Foundation(WPF)」を利用したウェブコンテンツを制作していることを発表した。
WPFによるコンテンツ制作を表明した国内企業は、i.JTB、インプレスジャパン、ウェザーニューズ、NTTレゾナント、オープンインタフェース、シーネットネットワークスジャパン、CinemaNow Japan、ベクター、リクルート、ワーナー・マイカルの10社。
マイクロソフトは、表現力や操作性に優れたウェブサイトの実現に向けて、さまざまなウェブサイトを運営している企業と連携していると説明。今回発表された10社は、新しいテクノロジーとなるWPFを活用して各社のウェブサイトで展開していく予定としている。これらの現在制作中のコンテンツの一部は、同日開催された同社主催のイベント「REMIX Tokyo」で紹介されている。
WPFはWindows Vistaの標準機能で、Microsoftのソフトウェア開発技術である「Microsoft .NET Framework」が基盤となっている。
WPF利用により、テキストや画像、動画やアニメーション、3Dなどを統合したウェブコンテンツの制作が可能。表現力や操作感だけでなく、インターネットとの通信や各種サービス間の連携、安全性にも優れたコンテンツやアプリケーションの開発ができるとしている。
また、「Visual Studio」や「Visual Basic」などの開発ツールで、.NET Frameworkに対応するソフトの開発者が、従来より表現力が豊富なウェブコンテンツやサービス、アプリケーションをより簡単に作成することもできるという。
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