NECは10月24日、7月27日に公表した06年度中間期単独業績予想の修正を発表した。売上高が50億円減の1兆250億円、経常損益が170億円減の-120億円、当期純損益が220億円減の-70億円とそれぞれ修正した。
修正の理由として同社は、携帯電話の売り上げがふるわないことや主にソフトウェアなどで計上する瑕疵補修等にかかる費用を積み増した点などを挙げている。なお通期や連結の業績予想については据え置いた。
またNECは同日、連結財務諸表作成基準の変更も発表。これまで国内でも米国会計基準によって発表していた連結財務諸表について、11月中旬に予定している中間決算発表から日本基準に変更することを明らかにした。
同社は現在、06年3月期決算に関する米国証券取引委員会向け年次報告書の提出が遅れている。ITソリューション事業における複合契約の収益認識について追加分析が必要となったことによるもので、現在もまだ作業を行っている状況。一方日本基準による財務諸表は既に監査が終わっていることから、国内向けには日本基準で発表することにした。
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