リンクシェア・ジャパンは10月3日、同社のアフィリエイトネットワークに参加するECサイトの自社商品配送網を共同利用する「同梱カタログアフィリエイト」事業を開始すると発表した。これにより、ECサイト相互での新規顧客開拓を図る。
リンクシェア・ジャパンはまず、ポノポノコミュニケーションズと共同で各参加企業の商品を紹介する小冊子「SELECT SHOP in hanabiyori」を制作し、各ECサイトの顧客1万人に向けて商品に同梱し発送する。
この小冊子に掲載される検索キーワードやURLを介して商品が購入され、冊子発送企業と購買企業が異なる場合、購買があった企業から冊子発送企業に対し、リンクシェア・ジャパンを通じて成果報酬が支払われるという仕組み。第1弾として、デル、セブンドリームドットコム、上新電機など9社が参加し、一部書店配送ルートも活用し、合計10万冊を配布する。
リンクシェア・ジャパンでは、同梱カタログアフィリエイトを導入することによって、(1)良質な顧客層を有する各ECサイトが、顧客リストを融通することなく、相互に見込み客を獲得できること(2)成果の測定ができ、かつ成果ベースで精算できるため、企業の大小、商材の特性によらず多くの企業が参加でき、成果測定も容易なこと(3)各社の通常の配送網を相互活用することで、極めて安いコストで購買意欲の高い見込み客へのリーチが可能になること(4)自社商品以外の商品を自社顧客に案内できることで、顧客満足度の拡大につながること――などをメリットとして挙げている。
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