しかしキャッシュはただでできるわけではない。場所をとり製造コストを増加させチップの動作を高温にさせる。16MBのキャッシュメモリのあるTulsaトップエンドモデルは消費電力が最大150ワットにのぼる。これに対して、4MBのモデルでは消費電力はたった95ワットだ。
AMDは、主流のOpteronチップが95ワットであることを比較にあげ、すぐに消費電力の違いを指摘した。「われわれは、高性能と優れた省電力性のどちらかを選ぶように顧客に迫ったりはしない」と、AMDのサーバ製品担当ワールドワイド市場開発マネージャーのJohn Fruehe氏は語る。
x86サーバ市場は今後も成長が期待されており、IDCによれば第2四半期のこの市場全体での売上は59億ドルにのぼるという。
サーバメーカーはx86サーバ向けのプロセッサが2社から供給される状況を歓迎している。すでに数社がTulsaをベースにした新製品を発表している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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