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イーマシーンズ元役員、ゲートウェイ小売り部門買収を4.5億ドルで提案

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2006年08月24日 12時24分
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 Gatewayの小売り事業に対して、買収入札が持ちかけられた。これを皮切りに買収を申し出る企業が続くだろうと、アナリストらは予想している。

 Gatewayが2004年に取得したeMachinesの元取締役Lap Shun "John" Hui氏が、Gatewayの小売り部門に現金4億5000万ドルでの買収を提案した。Gatewayの小売り事業は、大部分がローエンド向けのeMachines事業から成り立っており、収入も持続的に増加していることから、会社の経営基盤を支えるビジネスとして貢献している。

 しかしGateway全体の事業は順調とは言えず、数々の再建策を進めてきたものの、株価は下がり続けている。同社の時価総額は7億2500万ドルとされており、アナリストらは、他社がHui氏の買収提案に触発される可能性は十分あると指摘している。

 Rochdale ResearchのアナリストDaan Coster氏は、「Hui氏は他の入札者を予定より早くテーブルに着けさせることで、資産の有効活用を狙っている。1株の価格が1ドル台で推移していれば、Gatewayが破産する可能性がきわめて高いという認識が生まれるが、Hui氏は、他の買収先候補企業がGatewayの買収もしくは(安い価格での)分割を破産審査裁判所に申し立てるのを防ぎたいと考えている」と話した。

 米証券取引委員会(SEC)に提出された書類を見ると、Hui氏はGatewayの株式を4.93%保持しており、2006年3月から5カ月連続で大量の株式売却を行ってきたことがわかる。

 「Hui氏には、Gatewayと合併させてシナジー効果を期待できるような手持ちの会社がないため、同社の小売り部門を買収するには、実際の操業コストより割高な価格を支払わなくてはならない。そこで同氏は他社を入札に引き入れて、資産の活用を図ろうとしている」(Coster氏)

 Coster氏をはじめとする複数のアナリストが、Gatewayの買収に興味を示す企業が必ず現れると確信している。

 Current AnalysisのアナリストであるSam Bhavnani氏は、「近い将来、Gatewayを取得するか、大規模な資本を注入しようとする企業が出てくるはずだ」と話した。

 Coster氏によれば、Acerや富士通、2005年IBMのPC部門を合併したLenovoなどが名乗りを上げる可能性があるという。

 Lenovoは、米国の小売市場における地位を確保するために、PC製造基盤や管理システムの活用を望むのではないかと、Coster氏は指摘した。

 一方Acerや富士通は、収入規模を拡大し、Gatewayが獲得している米国市場を足がかりにして、アジアおよび欧州でも小売り事業を確立していきたいと考えている。

 Gatewayは、Hui氏の申し出を財務および法律方面のアドバイザーとともに検討していると述べた。また、先頃同社の株式の10.2%を取得した大手投資家グループとも、近く話し合いを持つ予定だという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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