Intelは、コストを削減して基本に立ち返るため、PCやサーバとは関連のない周辺機器ビジネスをまた1つ売却する。
Eicon Networksは米国時間8月9日、Intelのメディア/シグナリング事業部の買収について合意に達したことを発表した。Eiconはこれにより、通信マザーボードとソフトウェア製品を獲得することになる。同製品群は、Intelにとっては規模の小さいビジネスながら、Eiconにとっては中心的存在である。Intelは、今回の売却が自社のビジネスに大きく影響することはないとし、金銭面の詳細は明らかにしていない。
Intelの通信事業部では、同社が4月にコスト削減を目指すと発表したことを受け、自社の動向を注視していた。Intelは2006年に入り、既にXScaleビジネスをMarvell Technology Groupに6億ドルで売却している。
Intelには、UNIXが動作するRISCプロセッサからサーバ市場を奪ったように、業界標準ベースの製品で通信ビジネスに変革をもたらすことを考えた時期もあった。
しかし、通信事業者や機器ベンダー各社はIntelが考えたほど早急な移行には踏み切らず、各種関連製品がIntelの製品ラインアップで重要な位置を占めることはなかった。Intelは現在、ネットワーキング関連の主要投資分野としてWiMAXなどの技術を検討している。
だが、Eiconの社長兼最高経営責任者(CEO)、Nick Jensen氏はインタビューのなかで、Intelの事業部を買収したことで新旧両方の通信技術に対応できる、との考えを明らかにした。
買収は4〜6週間で完了する見通し。Jensen氏は「相当数」のIntel社員がEiconに移動するとしている。一方、Intel関係者側は、今回の買収の影響を受ける600人の社員の「大半」がEiconに移動するとしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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