かねてからの憶測通り、Intelがコミュニケーションズ部門の売却を決定した。同部門を買収するのはMarvell Technology Groupで、買収額は6億ドル以上に及ぶ。これにより、Marvellはハンドヘルド端末向けプロセッサ市場におけるプレゼンスを向上させ、Intelはコアビジネスに集中する意向だ。
取引の対象となるのは、携帯電話やハンドヘルド端末向けのIntel Xscale技術をベースにしたビジネスプロセッサアプリケーションプロセッサを扱う部門で、Research in Motion(RIM)のBlackberry 8700デバイスで採用されているHermon(開発コード)や、PalmのTreoやMotorolaのQといったスマートフォンに搭載されるBulverde(開発コード)などを開発していた。取引は今後4〜5カ月で完了の見込み。
Marvellの最高経営責任者(CEO)で会長も務めるSehat Sutardja氏は「MarvellとIntelはここ6年間で非常に強力な関係を築いてきた。Intelの事業をMarvellに移転することが決まってIntelと密接に作業できることになり、期待で胸を躍らせている」と述べている。
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