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ドコモとアクアフェアリー、水素を燃料とするFOMA用マイクロ燃料電池を共同開発

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 NTTドコモとアクアフェアリーは7月14日、携帯電話用では世界最小のサイズとなるPEFC型燃料電池の基礎検討を実施し、充電器としての動作検証に成功したと発表した。今後、FOMA端末用のマイクロ燃料電池の適用に向けて共同開発を進め、実用化を目指す。

 FOMA端末は、高機能化に伴い消費電力量が増加傾向にある。このため、ドコモでは、現在広く使用されているリチウムイオン電池の高容量化の取り組みと併せ、DMFC(Direct Methanol Fuel Cell:直接メタノール型燃料電池)方式やPEFC(Polymer Electrolyte Fuel Cell:水素を燃料とする固体高分子型燃料電池)方式のマイクロ燃料電池の導入に取り組んできた。

 今回の取り組みでは、アクアフェアリーの独自技術である水から水素を発生させる水素発生剤ならびに、薄膜成型技術を用いた発電セル、およびドコモの技術であるFOMA共通充電仕様に準拠した充電回路を融合させたPEFC方式の充電器を試作し、FOMA端末への充電動作の確認に成功したという。

 今回試作したFOMA用マイクロ燃料電池充電器は、幅24mm×奥行24mm×高さ70mm、重さ45グラム。出力は2ワット、電気容量10Whで、充電可能回数が3回以上、充電時間は1回につき約120分となっている。

 本充電器は、水素を発生させる仕組みや発電セルの構造が簡易でありながら、発電の効率が高いため、従来の開発品と比較して、4分の1以下のサイズ、2倍以上の出力(パワー)を実現している。これにより、複数回充電可能な充電器を簡単に持ち運びでき、ACアダプタとほぼ同程度の時間での充電が可能になるとしている。

 本技術により、将来、燃料電池のFOMA端末への内蔵化も容易になると想定されるという。また、水から水素を発生させる原理を持つため、本燃料電池は「環境にやさしい電池」として期待されるとしている。

 なお、ドコモは、7月19日から21日に東京ビッグサイトにおいて開催される「ワイヤレスジャパン2006」で、燃料電池充電器の試作品を展示するとしている。

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