付加サービスの対価と考えると、月額500〜1000円程度ではないかと考えています。
そうですね。それでビジネス的な使い方ができるのであれば、費用対効果で十分に元を取れると感じてもらえると思います。
いまインフォニックスが在日のブラジル人向けに携帯電話サービスを提供しているのですが、ここから利益を出すコツがあることが見えてきているんです。例えば、ブラジル人の場合、クリスマスのシーズンになると長距離電話が多くなる。そこでこういったシーズンには通話量を計算しながら、魅力的な料金を設定する。この辺りにノウハウがありますね。契約者は2万人程度ですが、黒字化しています。料金設定を間違えなければ赤字にはなりません。
ただ、法人でどういった通話特性があるのかという点については我々がデータをまだ持っていないので、テストサービスの中で探っていきます。
いまは「情報共有」という言葉に強くこだわっています。人がお互いに情報を出し合って賢くなっていく。また、夢を語ればお互いにモチベーションも上がりますし、励まし合うこともできる。そういう情報共有の良さを広げていきたいと考えています。
これは日本の文化だとも思っているんです。米国や欧州は、サイボウズのようなウェブグループウェアはあまり普及していない。欧米が個の文化であるのに対して、日本にはチームワークの文化がある。これをもっと広めたいんです。1人で働くよりみんなで働いたほうが面白いということですね。
ですので、これまではソフトを手がけていましたが、必要であればハードウェアもやります。通信だけでなくシステムの運用やコンサルティング、インフラもやる。とにかく、情報共有でみんなチームワークを発揮しようぜ、ということですね。これを広めるためのものは、全部私たちの守備範囲です。
フィードにはかなり注目しています。最初に見たときには腰が抜けるほど感動しました。
最初は、米国でブログの存在を知って、その時にRDFを見たんです。「自動的に文章のサマリーが送られてくるので、これをフィードリーダーで読めばサイトを見に行かなくてもいいんだ」と説明されて、びっくりしましたね。だって、ウェブサイトは見に行くものだと思っていたら、見に行かなくていいと言われたわけですから。情報の流れが逆流しているわけです。これは世の中が変わると思いました。
具体的なことはまだ申し上げられませんが、視野には入れています。ただ、ちょっと難しいのは、グループウェアのデータは基本的にすべて認証がかかっているということです。これをどう扱うかというポリシーをきちんと作らないといけません。
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