YahooはMicrosoftと手を組むことで、検索市場で競合するFirefoxとGoogleに対抗するようだ。
Yahooは、同社検索を組み込んだカスタム版の「Microsoft Internet Explorer(IE) 7 Beta 2」を公開した。
同カスタム版IEでは、プライマリタブのデフォルトホームページにyahoo.comが設定ており、2番目のタブには「Yahoo Mail」が自動的にロードされるようになっている。IEBlogへの米国時間6月9日付けの投稿によると、Yahooは、Microsoftの「Internet Explorer Administration Kit」を使ってIE 7をカスタマイズしたという。
同ブラウザのホームページや検索はYahooにあらかじめ設定されているが、「Microsoftが出荷している通常のIE同様、設定を容易に変更できる」とIEBlogには記されている。
Windows Vistaを調査している独占禁止監視当局は5月、Microsoftが運営するMSN SearchをIE 7の検索ボックスにデフォルトで設定する件などを含め、同OSに関するMicrosoftの計画を妥当であるとみなしたようだ。
米司法省はMicrosoftの独禁法遵守状況に関する現状報告書のなかで、検索ボックスを検査した結果、Microsoftのインプリメンテーションは「ユーザー(とコンピュータメーカー)のデフォルト設定を尊重しており、変更も容易にできる」との判断を下したと述べた。
Googleは5月、IE7にデフォルトでMSNが設定されていることについて、反競争的であると主張していた。同社は、IE 7の競合ブラウザであるFirefoxを開発するMozilla Foundationとの緊密に作業している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス