Cisco Systemsの2006年第3四半期の売上高は、Scientific Atlantaの合併による取扱商品の拡大を受けて好調だった。一方で、株式報酬や買収関連の費用を計上したため、利益は横ばいだった。
Ciscoの2006年第3四半期の売上高は合計で73億2000万ドルと、前年同期の61億9000ドルと比べて18%増えた。2006年2月にCiscoに正式統合されたScientific Atlantaが、売上高で4億700万ドルの貢献をした。
好調な売上高に対して、利益の方は、どちらかといえば2005年並みであった。純利益は前年同期の14億1000万ドルから14億ドルへと減少した。
しかし、Ciscoの最高経営責任者(CEO)のJohn Chambers氏は、アナリストとの電話会議の中で、第3四半期の業績は非常に良好で、Ciscoは現在の四半期でも勢いにのっていると強気な発言をした。
「非常に好調な四半期に大変満足している」と同氏は言う。「現在の課題は今までのものと同レベルの課題だ。第4四半期も安定したものになるだろう」(Chambers氏)
具体的に見ると、Ciscoは2006年第4四半期の売上高が78億ドルから79億5000万ドルとなると予想している。これは2005年に比べ18%から21%多い数字だ。約5億ドルと予想されるScientific Atlantaの売上高を除いても、売上高は前年同期比で10%から12.5%増えるとCiscoは予想している。また年間売上高の合計は2005年よりも14%多い280億ドルになると見ている。
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