Dellは米国時間5月8日、第1四半期の売り上げが2006年初めに見積もった予測幅の最低ライン程度になる見込みだと発表した。
Dellは8日の株式取引終了後に声明を発表し、4月締めの第1四半期の売り上げが142億ドルになると見込みであることを明らかにした。同社は、2006年2月に第4四半期の業績を発表した際、第1四半期の売り上げは142億〜146億ドルに達するだろうと予測していた。また、1株当たり利益は36〜38セントになる見込みだ。Thomson First Callがアナリストを対象に調査した際の予測額は、売り上げが145億ドル、1株当たり利益は38セントというものだった。
Dellの最高経営責任者(CEO)であるKevin Rollins氏は声明の中で、「第1四半期は、当社のサポートインフラストラクチャや製品の品質を向上させるための施策に投資し、価格調整を進めている。このように、成長を再び取り戻すための戦略を引き続き実施した」と述べている。だが、PC市場が停滞していることもあって、Dellは2006年1〜3月期のシェアをHewlett-Packardなどの競合社に奪われる結果となった。
かつては金融界から高く評価されていたDellだが、再三に及ぶ業績不調がたたり、ここ12カ月は株価が下落し続けている。同社は来週にも正式な収支報告を行う予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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