Microsoftはセキュリティ製品「Windows Live OneCare」を年間49.95ドルで提供する予定だが、一部ユーザーについてはこれを無償で提供するつもりだ。
米国時間4月25日、MicrosoftはOneCareのトライアル参加ユーザーの一部に招待メールを送付し、「無期限テスト」への参加を呼びかけた。MicrosoftのリードプロダクトマネージャーBrooke Richardson氏によると、これらのユーザーは同サービスを無料で利用でき、新機能にも早めにアクセスできるようになると言う。
「サービス料は不要だがフィードバックの提供をお願いする」と同氏は言う。「対象者の人数は少なく、当社ユーザー基盤の1%未満にこの無期限テストへの参加を依頼する予定」とする。
無期限テストの参加者はベータ版ソフトを受け取るが、これにはプログラムミスが含まれる可能性があるとRichardson氏は言う。しかし同社は、システムを破壊してしまうほどのプログラムはPCにロードされないだろうと述べている。また、 現行のトライアル参加者だけがアクセスできるMicrosoftのベータテストウェブサイトによると、無期限テストの参加者は、サービスが一般に発表される数日前には、同ソフトのアップデートを受け取れるという。
Windows OneCare Liveは2006年6月に発売される予定で、Microsoftはこれにより、個人向けセキュリティ市場への新規参入を果たす。同市場はこれまでSymantec、McAfee、Trend Microといったセキュリティ対策企業に支配されていた。
OneCareは、ウイルス対策、スパイウェア対策、およびファイアウォールの各ソフトウェアと、バックアップ機能および複数の調整用ツールをWindows PC向けに組み合わせた製品。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス