マイクロソフト、アスクジーブス元CEOをMSN部門トップに任命

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:河部恭紀(編集部)2006年04月24日 15時50分

 Microsoftは米国時間4月21日、MSNとWindows Liveの部門トップとしてSteve Berkowitz氏を迎えたことを明らかにした。同社は現在オンラインでのソフトウェアとサービスの提供を推進中で、同氏の採用もその動きの一環である。

 Ask Jeevesの元最高経営責任者(CEO)であるBerkowitz氏は、Barry Diller氏率いるInterActiveCorpが2005年にAsk Jeevesを18億5000ドルで買収した後は、InterActiveCorpの検索部門のトップを務めてきた。Microsoftは同氏の採用に先駆けて、Windows OSとWindows LiveとMSNを取り扱う部門の再編成を2006年3月に実施していた。

 2006年3月の組織変更発表の際にMicrosoftは、Online Business Groupのトップとして、2006年4月末で休職する予定だったシニアバイスプレジデントのDavid Cole氏を一時的に任命していた。

 Ask.com(Ask Jeevesの現在の名称)の広報担当者は、Berkowitz氏の退社を認めたが、それ以上の詳細については明かさなかった。

 Berkowitz氏は5月8日よりMicrosoftに出社予定で、同社のPlatforms & Services Divisionの共同社長であるKevin Johnson氏の直属となる。

 4月21日の社内通知でJohnson氏は、Berkowitz氏がAsk.comの建て直しを指揮したことを賞賛した。

 「管理経験と検索やインターネット界に関する深い実質的な知識があり、オフラインおよびオンラインの出版業界を理解するBerkowitz氏は、Online Business Groupのリーダーとして適任だ」とJohnson氏は社内通知の中で述べた。同通知をCNET News.comも確認した。

 Berkowitz氏はAsk Jeevesのトップに就く前はIDG booksの社長兼最高執行責任者(COO)で、解説書の「For Dummies」シリーズの展開を指揮した。

 また、Johnson氏によると、Cole氏は2006年5月より休職するという。

 Berkowitz氏のMicrosoft着任については、The Wall Street Journal紙がウェブサイト上で以前から報じていた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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