ソフトバンクのボーダフォン買収、期待しますか? - (page 2)

文:CNET Japan ITランキング調査団
構成:Spoo! Inc.
2006年03月24日 08時00分

 番号ポータビリティでシェア縮小の苦境が予想されていたボーダフォンにとって、逆にシェア拡大の好機に変わることが予想されます。Yahoo! BBのような、大々的な街頭キャンペーンが再び行なわれるのでしょうか?人気のドコモ「ドコモダケ」、auの「リスモ」に対抗する新キャラクターは登場するのでしょうか? 広告宣伝に起用されるタレントは誰になるのか?具体的なサービス内容はもちろんですが 今後のプロモーションにも注目したいところです。

 さて、「期待する」の理由に戻ると、2位は「ADSLや無線LANとの融合サービス」でした。3位「コンテンツの強化」の期待よりも、音声通話とデータ通信のシームレスな融合を望む声の方が多いことがわかりました。最近注目されているFMC(Fixed Mobile Convergence)など、固定電話、携帯電話、データ通信が統合された通信環境が、ユーザー側からも、実際に求められていることがわかります。

 4位の「携帯端末の新機種の登場(デザイン、機能などの新機軸)」に表れているように、これまでのケータイとPCの垣根が取り払われた製品群、例えばヒット中のW-ZERO3(ウィルコム)、さらには話題のマイクロソフトのOrigamiプロジェクトのようなデバイスが、ケータイ、PCの進化形として、ポジションを確立するやもしれません。

 3位の「コンテンツの強化」ですが、これまでケータイコンテンツの代表であった、着信メロディやゲームアプリといったもの以外の新たなコンテンツの在り方にも、期待が持てそうです。公式サイトなどキャリア同士の壁があったコンテンツの利用が、インターネットを介し、よりオープンになることが見込めます。ダウンロードコンテンツだけでなく、ケータイ上のブログ、SNSのように、ユーザー主体のCGM(Consumer Generated Media)的なサービスも盛り上がっていくのではないでしょうか。

 また、既にヤフーとモバイルポータルで独占提携することが発表されています。調査時には5位となった「携帯電話からのYahoo! JAPANサービスの利用」ですが、国内最大のポータルサイトが、そのままケータイから利用できるようになれば、インパクトは絶大です。

 前回の調査「ケータイ買い替えのポイントはサービス?デザイン?それとも・・・?」では、ビジネス側が提案するさまざまなケータイ新機能が、「使いたいと思わない」と判断されている結果をお伝えしました。今回の調査で、ソフトバンクの買収について「特に期待しない」と答えた方の理由で、最も多かったのは「他ユーザーなので、関心がない」(64.9%)でしたが、その次に「携帯電話はもうサービスが飽和しているから」(21.4%)という回答が多く寄せられました。ケータイの今後に魅力を感じていないユーザーが、一定数を形成しています。

 今年は、4月のワンセグ放送の開始、11月の番号ポータビリティ導入と、ケータイ変革の年と言われています。今回の買収は、それを上回る形での衝撃でした。今後NTT、KDDI、ソフトバンクの熾烈なシェア争いのなかで、ソフトバンクが、ケータイに再び新たな魅力を創造し、魅力を感じていない層を大きく取り込めば、現在第3位のシェアから大きく飛躍することは不可能ではないでしょう。ぜひ注目していきたいところです。

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