ヤフーは3月17日、4月1日付けで組織を改編すると発表した。新たにモバイル事業部、ソーシャルネット事業部、地域サービス事業部などを設立し、これらの分野に注力する。
モバイル事業部長には現ショッピング事業部長の松本真尚氏が、ソーシャルネット事業部長には現オークション事業部長の殿村英嗣氏が、地域サービス事業部長には現リスティング事業部長の志立正嗣氏が就任する。
組織変更の目的について、ヤフーでは「当社が提供するすべてのサービスを市場環境の変化に合わせて再編し、戦略的に重要な分野を独立させて人的リソースを再配分するとともに、より迅速な意思決定を行うため」と説明する。
ヤフーは親会社のソフトバンクがボーダフォン日本法人の買収に名乗りを挙げており、モバイル事業は今後の大きな事業の柱になるとみられる。また、ソーシャルネット事業についてはブログとソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を組み合わせたコミュニケーションサービス「Yahoo! 360°」(ベータ版)を2月に開始している。
このほか、コーポレートガバナンスの強化に向け、内部統制室を新設することも明らかにしている。
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