三洋電機は3月17日、台湾の廣達電脳(Quanta Computer:クオンタ・コンピュータ)とフラットテレビ事業の合弁会社設立に向けた基本合意を締結したと発表した。
三洋電機は現在、日本、米国、欧州、中国などを主な拠点として、全世界でブラウン管テレビを含んで年間650万台規模のテレビを製造、販売している。一方のクオンタは、全世界のノートブックパソコンの30%以上を生産している電子機器開発、製造会社で、フラットテレビ分野にも事業進出している。
新合弁会社は、三洋電機からテレビ事業の開発部門と製造拠点、販売サービスネットワークを、クオンタからは中国に保有する生産拠点、サプライチェーンネットワークを引き継ぐ。事業統合による生産規模の拡大や製品プラットフォームの共通化、両社が持つノウハウの共有化により、価格競争力のある高品質な製品を提供することが可能になるとしている。
また、新会社では、三洋ブランドのフラットテレビを継続して製造、販売するとともに、クオンタのフラットテレビのODM(Original Design Manufacturing:相手先ブランドによる設計、製造)事業を継続、拡大していく。
今後、両社は最終契約に向けて引き続き協議をすすめる。なお、新会社の詳細は、今後のデューデリジェンスを経て決定するとしている。
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