ガートナー ジャパンは12月19日、2006年後半から2007年にかけてRFID関連のハード・ソフトウェアに対する支出が大幅に伸びるとの予測を発表した。
今回の予測は、世界規模でIT関連のリサーチおよび戦略的分析・コンサルティングを行っている米Gartnerが、12月13日付けで発表したもの。これによると、世界全体のRFIDに対する支出は2005年で5億400万ドル、前年比39%増となる見込みだ。さらに幅広い業種でビジネス価値に重点を置いた企業による導入が進み、2006年末には世界での新規ライセンス売り上げが7億5100万ドルに到達、2010年には世界全体のRFID支出が30億ドルを超えるという。
同社は予測の中で、企業が個々のビジネス・プロセスに応じて適切なデータ収集技術を適用することにより、今後もRFIDとバーコードは共存していくと示唆。RFIDの普及に最も大きな機会が見込まれるのは小売り/航空宇宙/防衛など、また医療/物流/製薬などではRFIDの導入スピードが速いだろうとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」