Yahooのチャットルームの一部が、成人と未成年者との性行為を助長する場になっているとあるテレビ局が報じたことを受けて、同社ではユーザーが開設したチャットルームを閉鎖した。
Yahooの広報担当Mary Osakoは米国時間23日、これらのチャットルームは先週閉鎖されたが、ほかのチャットルームは引き続き運営されていると語った。
テキサス州ヒューストンのテレビ局KPRC-TVによると、閉鎖されたチャットルームには、「Girls 13 and Under for Older Guys」や「Younger Girls for Older Guys」といったタイトルが付いていたという。これらのチャットルームに自社の広告が掲載されていたことを知ったPepsi Cola、State Farm Insurance、Georgia-Pacificなどのスポンサー企業は、即座に広告掲載を取りやめたと、同局は述べている。
「Yahooでは現在、ユーザーエクスペリエンスとサービス提供条件遵守の強化を目的に、同サービスの改善に取り組んでいる。Yahooは、インターネットのツールやサービスを違法行為に悪用することを非難する」とOsakoは述べただけで、この報道については肯定も否定もしなかった。
同氏は、閉鎖されたサイトの総数については把握していなかった。
Pepsi Colaの広報担当Dave DeCeccoは、KPRCの報道内容を正式に認めた。
「われわれの広告がこれらのチャットルームに掲載されている事実を、4月にテキサス州ヒューストンのテレビ局から知らされた。われわれは(それまで)状況に気付いていなかった。Yahooに掲載中止を依頼したところ、同社はすぐに対応した」(DeCecco)
DeCeccoによると、PepsiはYahooサイトのほかの場所で現在も広告を掲載しているという。
Yahooの利用規約には、未成年者に危害を加えるあらゆる行為や、違法、わいせつ、あるいは不快感を与えるコンテンツの作成を禁じる項目がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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