沖電気工業は1月28日、第3四半期決算を発表した。これによると前年同期比で売上高、営業利益、経常利益とも増収となっている。
今回発表された決算報告での売上高は4784億円で、前年同期の4283億円に比べ501億円の増収。営業利益、経常利益においては前年同期が5億円、70億円と赤字だったのに対し今回はともに64億円、17億円と利益を出し増収となっている。売上が順調に増収となったことに伴い、収益も大幅に改善。有利子負債が362億円圧縮するなどバランスシートも改善されたという。
同社では好調の要因として各セグメントで増加傾向にある中、通信キャリア向けIPネットワーク、LCDドライバ・P2ROMのLSIでの売上高が大幅に伸びを見せたことを挙げている。通期予想については、デジタル家電の活況が収まりつつあることや原材料の高騰、輸出の減速、円高による景気への影響などの懸念材料があるものの、前回公表値を据え置くとしている。
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