沖電気、SCや商店街向けの「統合決済ソリューション」を開発・販売

 沖電気工業(篠塚勝正社長)は、ショッピングセンターや商店街向けにクレジットカード、デビットカードの通信・決済代行から売上報告、各店舗への支払い・請求業務、ポイント管理運用までの各種機能を統合した「統合決済ソリューション」を開発。1月11日から販売を開始し、3月1日から出荷する。

 代表加盟店方式(管理・運営会社や商店街組合がカード会社と契約して窓口になり、会員募集を行う方法)によって、売上管理・決済管理・クレジット決済管理からポイント管理・顧客管理などの各種システムを統合し、これらの一元管理を可能にした。各店舗に対する各種請求業務を簡素化でき、各店舗の売上状況を正確に素早く把握することで経営意思決定材料にも活用できる。各店舗は、売り上げなどの日次報告を端末レベルで行えるほか、クレジット入金計算等が不要になる。また、既存システムとの連携も、店舗側で端末を導入するだけで実現でき、公衆回線、構内PBX、LANなど、各種通信手段に対応する。

 ショッピングセンターや商店街では、共通ポイントサービスで販売促進をサポートするなど、多彩な顧客サービスを実現。施設全体のイメージアップを支援する。さらに、ショッピングセンターと周辺商店街の各店舗で共通のシステムを使うことで、地域活性化にも貢献する。

 同社は、豊富な納入実績をベースにサポート体制を整え、ショッピングセンター、商店街市場向けに積極的に展開する構え。価格は1785万円から(基本システム+端末50台から)。06年度末までの2年間で、20億円の売り上げを目標にしている。

沖電気工業

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