ベンチャーキャピタルのKleiner Perkins Caufield & Byers(KPCB)が米国時間18日に明らかにしたところによると、Sun Microsystemsの創業者の1人で、2003年9月にSunを退社したBill Joyが、KPCBに参加することになったという。
Joyは1982年にSun Microsystemsの創業に関わり、長年同社でチーフサイエンティストを務めていた。同社在籍中の主な実績としては、SolarisオペレーティングシステムやSparcプロセッサ、Javaソフトウェアなどの設計に携わったことが挙げられる。
また同氏は、インターネット技術の開発に貢献したことや、市全体をカバーする初めてのWi-Fiネットワークを構築したことなどでも高く評価されている。
「技術革新のペースが加速している。起業家にとって、これほどチャンスがあふれている時は過去になかった。私にとって、KPCBのパートナーになるのにも最良のタイミングだ」とJoyは声明の中で述べている。「起業家がインターネットの発展に寄与したり、無線関連の画期的な技術を開発したり、大量のコンピュータを使って難しい問題を解決するための新たな方法を見つけ出したりするのを引き続き支援していく。また、私はエネルギー/資源問題の解決につながる発見や発明にも興味を抱いている」(Joy)
KPCBはこれまでに、America OnlineやAmazon.com、Compaq Computer、Google、Juniper Networks、Netscape Communications、Symantec、VeriSignなど、IT業界有数の大手企業各社を支援してきた実績がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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