BlogとCMSを組み合わせた多店舗サイト運用管理システムが登場

 アイオイクスは、多店舗展開している企業やフランチャイズ本部が、統一された構造で店舗ごとのサイトを開設、運用管理できるシステム「Multi-Store Site Manager(以下、MSSM)」の提供を開始した。

 近年ではユーザーが各種企業や店舗のことを知ろうとした場合に、Yahoo! JapanやGoogleといった検索エンジンから店舗のWebサイトを探すことが多い。大半の大手企業では本社サイトを開設しているが、多店舗展開している企業やフランチャイズ型ビジネスの場合、各店舗に密着した情報を迅速に提供するには本社サイトだけでは難しい。しかし各店舗単位でサイトを開設させると、企業サイトとしてのクオリティ維持が困難になり、またデザイン的・構造的な統一性がなくなりやすいという問題があった。

 MSSMは、サイトの簡易構築・更新が可能であるBlogのシステムと、複数サイトや大型サイトを管理するコンテンツ管理システム(CMS)を組み合わせたスタイルだ。検索エンジンを活用した集客コンサルティングと運用効率化のための技術ソリューションを提供してきた実績を基に、構築されたサイトが効率的に検索エンジンへ登録される仕組みも作っている。

 企業がMSSMを利用した場合、1000店舗分などのサイトを一括で構築できるという初期作業の簡便化に加えて、店舗側にいる知識の少ないスタッフでも簡単に更新可能な機能などが利用できる。また、店舗サイトでは個別に予約受け付けやメールマガジン配信、アンケートなどを行うこともできるようになる。

 導入費用は、パッケージソリューションとして購入する場合には標準価格200万円および利用店舗数に応じたライセンス料となる。小規模の場合ASPでの利用も可能で、その場合には初期費用50万円と1店舗月額1万円からが必要だ。

 同社では、多店舗展開をしている大手企業やフランチャイズチェーンを中心に、直版およびパートナー経由の販売で、今後1年間で20社の導入、2億円の売り上げを目指すとしている。

アイオイクス

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