Microsoftは、来年分のパートナー企業への投資額を17億ドルに増額すると共に、これまで顧客向けダイレクトマーケティングに費やしてきた資金の3分の1をパートナー企業との共同マーケティングプログラムに振り分ける計画だ。
カナダのトロントで開催されているMicrosoftのパートナー企業向けカンファレンス「Worldwide Partner Conference 2004」の中で同社が発表したところによると、13%増額されるパートナー向けの投資では、フィールドスペシャリストの増員や、トレーニング/販売/マーケティングサポート/サービスがカバーされるという。増員されたフィールドスペシャリストは主に、システム開発企業、独立系ソフトベンダー(ISV)、Microsoftのビジネスソフトに注力するパートナー企業に派遣される。
Microsoftがビジネスソフトウェアパートナー向けのフィールドスペシャリストを増員する背景には、Linuxや、その他のオープンソースソフト開発メーカーとの間で競争が一段と激しくなっているという事情がある。それらのオープンソースソフトメーカーは同社のWindowsやOfficeに代わる製品を提供している。
また同社は、これまで顧客へのダイレクトマーケティングに使用してきたグローバルマーケティング資金の35%を、今後はパートナー企業との共同マーケティングに回す。
例えば、Microsoftの同カンファレンスで目を引く広告には、同社の最重要パートナーとして認定された企業の名前や、地理的位置や専門分野などに基づいてリストアップされたパートナー企業の一覧が見られるMicrosoftのウェブサイトアドレスが掲載されている。
Microsoftのワールドワイド・パートナー・セールス/マーケティンググループ担当バイスプレジデントAllison Watsonは声明で次のように述べた。「パートナー企業の、改善された新しい方法で顧客にアプローチし奉仕する能力に対し、今回の投資は、非常に大きな効果を発揮するだろう」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果