Hewlett-Packard(HP)とIomegaは先週、中小企業をターゲットとするローエンド向けの新しいネットワークストレージ機器を相次いで発売・発表した。
HPは先週、 新たに発売したNAS(Network Attached Storage)の「StorageWorks NAS 2000s」および「1200s」システムについて、Windows Storage Server 2003上に保存されたExchange Server 2003のデータ管理を強化できると述べた。企業がこの新しいNASを採用すれば、管理するファイルサーバやプリンタサーバ、Exchangeサーバの数を減らし、コストを削減できる、とHPは述べる。
NAS 2000sのベースモデルの推定店頭価格は5800ドル、NAS 1200sは2495ドルだ。両製品とも、すでに発売を開始している。
これとは別にHPは、CommVault Systemsとデータのバックアップ・復元および電子メールの復元に関するパートナー契約を結んだと発表した。
一方、Iomegaは先週、小企業やワークグループ、企業の支店などをターゲットとするエントリーレベルのNASサーバ「NAS 200d」シリーズを発表した。NAS 200dもMicrosoftのWindows Storage Server 2003を使用する。ストレージ容量は2タイプあり、320Gバイトのシステムは定価1399ドル、480Gバイトのシステムは定価1999ドルとなっている。
NAS 200dは米国・カナダ・中南米では6月に、それ以外の海外市場では今夏中に出荷される予定だ。
NASデバイスは、ファイルやデータを保存し、ネットワーク上のコンピュータユーザーからのアクセスを可能にする専用のストレージシステムだ。リサーチ会社Gartnerによると、全世界のNAS市場の成長率は前年比16.7%に上る見込みで、2007年には売上が30億ドルに達すると予想されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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