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インテル、2005年の製品計画を急遽変更--デュアルコアチップをリリースへ - (page 2)

Michael Kanellos (CNET News.com)2004年05月10日 08時34分
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 製品計画の変更には日和見主義的な側面もあるとMercury Researchのアナリスト、Dean McCarronは言う。現在、Intel製デスクトップチップの面積の約4分の3は、キャッシュになっている。キャッシュとは、プロセッサ内部に組み込まれた高速メモリのこと。

 Intelのエンジニアらはおそらく、キャッシュを小型化して2コアにすることで、性能面でも消費電力の面でも利点が増えると判断したのだろう。いずれにせよ、同社は2005年発売予定のデュアルコアItaniumの開発で、デュアルコアチップへの移行に伴う問題の多くを既に解決しているに違いない。

 McCarronは「他の要素を犠牲にせずにチップの性能を向上させるなら、デュアルコアにするほうが全うなやり方だ。デュアルコアなら、トランジスタからさらに高い性能を引き出せる」と述べている。同氏はまた、インテルは計画を重視する会社で、今回のような計画変更は珍しいことだと付け加えた。

 IlluminataのアナリストGordon Haffは、IntelがPentium Mの成功により、チップの動作速度が遅くとも不安を感じなくなったとのだと述べている。

 しかしチップアナリストのPeter Glaskowskyは、今回の計画変更によって、Intelに重大な問題があることが浮き彫りになったと指摘する。Intelが2000年にPentium 4を発売した際、同社はこのアーキテクチャが10年存続すると述べていた。ところが実際には、Pentium 4は今後数年で徐々に廃止されることになりそうだ。Glaskowskyは、Intelがハードウェアメーカーからの信頼を失いはじめるかもしれないと述べている。Intelは数カ月前に方針を翻してAMDに追随し、32ビット/64ビットの両方に対応するチップの開発計画を発表している。

 また今回発表されたデュアルコアチップでは、ベンチマークテストの成績が上がらない可能性もある。

 「Pentium 4の開発には10億ドル規模の資金を投入したが、期待されていた性能は実現していない」(Glaskowsky)。同氏はまた、2005年には「AMDがベンチマークで完全にIntelを上回るだろう」とも述べている。

 エンジニアや設計者らが、チップ開発に忍び寄る危機を初めて議論し始めたのは2000年のことだ。消費電力の問題は既にIntelに損失をもたらしている。IntelはPentium 4最新バージョン「Prescott」の開発を3年間かなり順調に進めてきたが、消費電力の問題解決のため、発売を若干延期し、今年2月にせざるを得なくなった。同社は今年に入って、3.4GHzのPrescottを4月に発売すると発表したが、情報筋によるとこの3.4GHz Prescottはわずかな数が供給され始めたばかりだという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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