NTTドコモは5月7日、2003年度(2003年4月〜2004年3月)の連結決算を発表した。営業収益は5兆481億円で前年度に比べ5.0%増。営業利益は1兆1029億円で、前年度比4.4%増だった。税引前利益は1兆1011億円の前年度比5.6%増、純利益は6500億円で前年度に比べ205.9%増加した。1株当たり純利益は1万3099.01円。「営業利益、税引前利益、純利益は過去最高の数値」(同社)
PDC方式の携帯電話サービスmovaの契約数は2003年9月以降減少に転じ、2004年3月末時点で前年度末比1.5%減の4288万件。同社は減少の理由を「第3世代携帯電話サービスFOMAへの移行が好調に進んでいるため」としている。FOMAの契約数は計305万件(前年度末比822.8%増)で、「計画を大きく上回った」(同社)。同社は2005年末に1060万件のFOMA契約獲得を目指す。携帯電話向けインターネットサービス「iモード」の契約数は4108万件(前年度末比8.8%増)となり、同社の携帯電話契約数の約90%に達したという。
各サービスの収入は、movaが3兆1565億円(前年度比4.0%減)、FOMAが1530億円(同1023.8%増)、iモードサービスによるパケット通信収入が1兆207億円(同15.2%増)。1ユーザー当たりの平均収入(ARPU)は、movaの音声ARPUが5890円、FOMAの音声ARPUが6900円、両サービス合わせたパケットARPUが1970円だった。
また、同社は2004年度の連結業績を以下のように見込む(かっこ内は2003年度比)。
・営業収益:4兆9200億円(2.5%減)
・営業利益:8300億円(24.7%減)
・税引前利益:1兆3140億円(19.3%増)
・純利益:7510億円(15.5%増)
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