マイクロソフト、VoIP電話機市場に参入--Windows CEをライセンス提供

Windows CE gets call for Net phones2004年04月01日 08時41分
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 カリフォルニア州サンタクララ発--Microsoftは3月31日(米国時間)、NECやLG Electronicsなどの大手メーカーが、Windows CEの最新バージョンを搭載したインターネット電話機を製造する意向であることを明らかにした。Windows CEは小さなデバイス向けにMicrosoftが開発したオペレーティングシステム(OS)だ。

 デバイスメーカー各社は今後3カ月の間に、Windows CEバージョン5を搭載した電話機の最初の製品をリリースすると、Microsoftのプロダクトマネージャー、Balz Wyssは述べている。

 同社は31日に、Windows CE最新版のライセンス提供を新たに受けることになった22社の社名を公表した。Windows CEはWindows OSの簡易版で、携帯端末やセットトップボックスなど、パソコンやサーバよりも機能が限定されるコンピューティングデバイス向けに設計されている。Microsoftによると、最新のCEバージョン5ではVoIPでの通話用の技術が大幅に改善されているという。IP(インターネットプロトコル)はコンピュータ間でのデータ送信方法として、最もよく利用されているものだ。

 Windows CEバージョン5を採用した最初の電話機は、現在すでに発売されている。Inter-Tel Integrated Systemsは先月、8690という型番の高性能IP電話を発売開始した。

 MicrosoftはVoIP電話に的を絞ることで、企業や家庭向けVoIPのシェアの大半を握るCisco Systemsと競合し始めている。

 Windows CEバージョン5によって、これまで必ずしも電話とは考えられていなかったWindows CE搭載機器にも、VoIP技術が浸透するようになるだろうと、Wyssはサンタクララで開催中の「Spring 2004 Voice on the Net Conference & Expo」で述べている。

 「インターネットに接続している全てのデバイスで、(ブロードバンド電話が)利用できるようになる」(Wyss)

 Windows CEバージョン5のライセンスを受けた22社の大半はメーカーだが、しかしこの中には1社だけVoIPプロバイダの名前も見える。13万人の契約者を抱えるVonageでは、同OSを採用する全てのデバイスに追加できる「ソフトフォン」というプログラムの開発を計画している。このプログラムを使うことで、スピーカーとマイクのついたデバイスならどんなものでも、インターネット電話として利用できるようになるという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。

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