日立電線、ワイヤレスIP電話機を発売、VoIP事業に本格参入

 日立電線は3月24日、国内の各通信サービス事業者やサーバメーカーなどのほとんどのSIPサーバに対応できるワイヤレスIP電話機「WIP-5000」を4月1日に発売すると発表した。これを機に同社は「WIP-5000」と同社製ギガビットイーサネットスイッチ「Apresia(アプレシア)」などを組み合わせたソリューションを提案し、VoIP事業に本格的に参入する。2004年度は、VoIP事業全体の売上高で20億円を見込んでいる。

 日本国内では、VoIP通信プロトコルとしてSIP(RFC3261)が標準となりつつあるが、SIPの実装については、各通信サービス事業者やサーバメーカーごとに異なる点があり、このため従来のIP電話機は、SIPサーバによって接続に制約があった。

 今回、同社では、特定のSIPサーバのみではなく、複数のSIPサーバとの接続が可能なオープンスタイルのワイヤレスIP電話機「WIP-5000」を開発。現在、各通信サービス事業者のSIPサーバを始め、SIPサーバーメーカー各社との相互接続の検証を進めている。

 無線規格としてはIEEE802.11bに準拠しており、オフィスのLAN環境を活用して、ワイヤレスIP電話網を構築することが可能。さらに、ショートメッセージ機能やプレゼンス(所在確認)機能を搭載するなど、既存の携帯電話と同等以上の操作性を実現している。

 主な特徴は、(1)日本語(漢字)表示でのアドレス帳(200件)、(2)ショートメッセージ、(3)着信バイブレーション機能(電話、ショートメッセージ)、(4)無線LAN端末として開発しているため、PING機能や無線LANアクセスポイントの検索機能、電波受信強度測定機能など、インテグレータが求める機能を搭載、(5)USBケーブルによるパソコンとの接続で端末の設定や電源供給も可能――など。

 同社では、各通信サービス事業者のIPセントレックスサービスの企業側端末や、各システムインテグレータがサポートするSIPサーバと組み合わせる端末として採用されることを見込んでおり、これまでの知見や通信サービス事業者との強い信頼関係を生かし、VoIP事業での業容拡大を目指す通信サービス事業者、SIPサーバメーカー、システムインテグレータなどをパートナーとしてVoIP事業の拡大を図っていく方針。

日立電線
「WIP-5000」

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