米HPと中国Red Flagが企業向けLinuxで提携

 米Hewlett-Packard(HP)と中国Red Flagが、中国市場での企業向けLinuxソフトの開発・販売に関して手を組んだ。将来は海外への展開も予定しているという。

 HPの声明によると、同社と中国のLinuxディストリビュータRed Flag Softwareは、2日(米国時間)に提携を発表したという。

 両社はこの契約に基づき、北京にあるHPの施設内に、HPとRed Flag Linuxの共同研究所を設ける。

 また、両社はLinuxデモンストレーションセンターを設立し、中国のLinuxユーザーや独立系ディストリビュータにサービスを提供していく。

 HPは、自社のIntegrityおよびProLiantサーバーシリーズで、Red Flag Server 4シリーズのオペレーティングシステムとそれに続く製品をサポートしていく。

 Red Flagは、製品の品質管理や販売、アプリケーション研究、管理トレーニング、アプリケーションサポートサービスなどをHPと共同で行なう。

 「上海にあるHP-Intel Solutions Centerには、中国におけるLinux市場開拓に助力できるLinux専門家が、すでに約50名いる」と、HPのバイスプレジデントMartin Finkは声明のなかで述べている。

 両社の提携は、当初は中国市場をターゲットとし、後にアジア太平洋地域、そして世界へと規模を拡大していくという。

 「今回のHPとの戦略的提携は、中国での企業向けLinuxの普及を促進するものとなるだろう」と、Red Flag最高経営責任者(CEO)Liu Boは声明を出した。

 またHPとRed Flagは、チップメーカー最大手の米Intel、データベースソフトメーカー米Oracle、およびソフトウェアメーカーの米BEA Systemsと提携し、中国政府や通信・商業セクターのための共通プラットフォームを提供していく。

 Red Flagは先頃、中国でのデータベース管理システムの認定・サポートを行なうため、Oracleと提携を結んでいる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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